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蓝芯科技 蓝芯科技
3C(情報・通信・家電)業界
電子資材搬送生産ライン
適用場面
本プロジェクトは主に電子生産ラインに設置され、電子生産ラインのライントップに資材を供給し、生産ラインからチップ資材と空の資材を回収する必要があります。当現場には、全部で13の生産ラインが設けられています。元々すべての生産ラインは手作業により倉庫から資材が取り出され、資材に対して分類整理が行われていました。生産ラインへ運ばれる資材は比較的多く、生産ラインの通路を占有することにより、生産ラインスペースの使用率は非常に低く、資材が乱雑に置かれていました。また、手作業による資材の仕分けミスが起こっていました。
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解决方案
本プロジェクトではリフトアップ式AMR、ローラー昇降式AMRを統合しています。リフトアップ式AMR単独で資材を倉庫から生産ラインに搬送し、ローラー昇降式AMRがスタッカーの資材をラックまで往復させることにより、正確なライン分配とサブモジュールが完成後直接ラインで使えるような状態を確保しています。
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ハードウェア
リフトアップ式搬送ロボット3台,ローラー昇降式ロボット3台、充電ポスト4機。
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ソフトウェア
デプロイメントソフトウェア;藍芯プリント・スケジューリング・システム。
作業プロセス
マルチプラットフォームAMRスケジューリングシステムを通じて、フロア間の資材搬送を可能にしています。

運用工程:

1、MESによるタスクの発信----リフトアップ式AGVによるロードタスクの実行----各生産ラインへの循環配送----ステーションでの待機。

2、MESによるタスクの発信----リフトアップ式AGVによるロードタスクの実行----空の通い箱の循環回収----ステーションでの資材積み下ろし。

3、MESによるタスクの発信----ローラー式AGVによる空箱の回収タスクの実行----空箱の積み下ろし----満箱タスクの実行----満箱の積み下ろし----ステーションでの待機。

タスクの概略:

1、AGVとスタッカーの自動位置合わせおよび満箱の取出し。

2、AGVが満杯の資材ケースを生産ラインの必要なところに配送。

3、すべての配送プロセスの中のタスク情報をMESシステムから提供。

スタッカーによる資材取出し頻度が非常に高く、配送距離も遠い。配送効率向上のため、全体の配送プロセスを2段階に分割している。

 第一段階:

ローラー式AGVを通じて資材ケースをスタッカーから取出し、そばの倉庫エリアの指定する周回車両に積み降ろしする。各周回車両には資材ケースを8箱積めるようにすること。

第二段階:

周回車両が満杯になった後、潜入式AGVにより生産ラインの受入エリアに配送。



実施難度
  • 01/現場の位置決め環境が悪く、現場での位置決め要求精度が高いこと。
  • 02/エリアが狭いことから、ローラー式AMR、リフトアップ式AMRを共用したうえで、衝突しないよう合理的なスケジューリングが必要。
  • 03/生産タスクは重くないものの、生産時間帯が集中しており、タクトも早いことから、長時間の電力消費と短時間の集中配送タスクを克服する必要がある。
顧客にもたらされた価値
オペレーションのオートメーション化
貨物搬送/エレベーター制御の自動操作を実現。
三重の安全性
トリプルセーフティスマート障害物回避システムにより、安全なシステム運用を確保。
高い拡張性
OSにWindowsを採用することにより、簡単な操作と高い拡張性を実現。
スケジューリングプラットフォームの統一化
スケジューリングプラットフォームを統一することにより、中央制御システムにてスマートな集中管理を実現。
遠隔操作
専用のリフトアップロボットに無線通信システムを搭載することにより、容易な遠隔操作とモニタリングを実現。